購入を考える中古マンションの適正な価格を知ることが、納得のいくマンションを少しでも安く買うことにつながっています。
適正な価格をしるためには価格の判断をする知識を得る必要があります。
しかしほとんどの買主の方は言い値を物件の売値と考えてしまうのが中古マンションの実情です。
この状況を回避するための方法が今から説明する「実勢価格公開」「市場価格」になります。
中古マンションの適正な売値を知って少しでも安く購入しましょう
2006年秋からスタートした「実勢価格公開」。
不動産流通機構が全国の不動産業者組織が住宅(中古マンションなど)の実勢価格をインターネットを使って無料公開しているシステムです。
消費者が不動産を購入するときに適性な価格を判断できるのを目的に始まったシステムです。
開示項目として取引価格、土地、建物の面積、最寄の駅までの時間などがあるため消費者が価格を判断する材料となります。
公表するエリアについては東日本、中部圏、近畿圏、西日本の4つの地域に分かれています。
実勢価格はエリア毎の不動産流通機構が管理する「レインズマーケットリサーチ」という共通のホームページで行われています。
条件を指定することが可能で地域や建物の種類、築年数、間取りなどで絞り込むことが可能です。
検索後、該当する物件の面積と売買価格がグラフで表示されます。
ただし公示された実勢価格がいくらであろうが売値は売主の自由であることだけ承知していてください。
「実勢価格が○○円だから安くして」といっても最後には双方合意で購入金額は決まりますので注意してください。
市場価格とは実際に売買されている相場の事です。
購入を考えている中古マンションの近隣にある物件を探してみて、自分の希望物件の価格と比較して見るといいでしょう。
上記で説明した実勢価格と比較するの参考となります。
市場価格を知れば自分が購入する中古マンションの購入資金が見えてきます。
購入資金が大まかにわかれば資金調達の目処もたてやすくなります。
立地(都心と郊外)や築年数の期間、間取りなどでも物件の構成が大きく変わってきますので注意してください。