少しでも費用を抑えるためにも住宅ローン控除を申請しましょう

一定の要件を満たした人で住宅ローンを組んでいる人は住宅ローン控除が受けられます。住宅を購入した人は、購入時の手続きだけでも大変ですが、税金の対策も忘れないように。

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入居が平成13年6月30日までの人は控除期間が15年間、13年7月1日~平成18年までの人は10年間、平成19年と20年の人は10年もしくは15年間です。控除対象ローン金額は年々下がっていて、平成16年は5千万円以下の部分、平成17年は4千万円、平成18年は3千万円、平成19年は2千5百万円、平成20年は2千万円です。通算最高控除額もまた、年々下がっており、平成19年は2百万円、平成20年は160万円となっています。控除対象は、家屋や土地の購入にかかる費用で、100万円以上の借り入れで返済期間10年以上です。合計所得3千万円以下の人が対象となります。平成19年と平成20年入居の人は、控除期間は10年か15年を選べます。控除税率は平成19、20年は期間が10年の人は、1年目~6年目まで1%、7~10年目は0.5%。期間が15年の人は、1~10年目0.6%、11~15年目0.4%です。一度、確定申告をしておけば、翌年から年末調整で税金が還付されます。また、平成19年度から所得税と住民税の改正があったことにより、平成11年~平成18年までに入居した人は所得税から控除しきれなかった税金を住民税から控除する措置が取られるようになりました。こちらは、毎年対象者は申請しなければならないので注意が必要です。税制の改正で、税金を節約するためには、控除期間を選択したり、住民税の控除も別に申請しなければならないなど、仕組みが複雑になっています。しかし、住宅を購入し、少しでも節約をするためには、面倒だと思ってもきちんと申請しましょう。

住宅を購入する前に

住宅の購入は人生で一番大きな買い物かもしれません。新築物件か中古物件か、購入する価格の設定、ローンの支払い金額、立地条件や環境などさまざまな事を考慮しなければなりません。 きちんと整理をするためにも住宅購入にはどのようなことに注意すべきか、考えてみましょう。

■購入金額や月々支払う額購入にあたっては、住宅ローンを組む人が多いと思いますが、頭金・購入にあたっての諸経費・月々のローン額と支払い終了をいつにするかを決めて支払える額の中から物件を選択しましょう。

■立地条件子どもがいる人は、通う幼稚園や学校がどのくらい離れているかを調べてください。 住宅の近くに学校があるからと安心していると、学校区が違っていて遠くの学校に通わなければならない場合があります。 また、スーパーや病院、バス停の場所も把握しておきましょう。

■新築か中古か新築の場合は、シックハウスの問題があります。 家族にアレルギーがある場合は特に注意が必要なので、使用している接着剤など確認が必要です。 中古物件の場合、築年数やリフォームが必要かなどに気をつけて見学してください。

■一戸建てかマンションか子どもがいる家庭では、下の人に気を使わずにすむ一戸建てやマンションの1階が頭に浮かぶでしょう。 メンテナンスの大変さを考えてマンションを選ぶ場合もあります。

■手間を惜しまない複数の物件を見る、有利な住宅ローンを探す、複数の不動産屋を回るなど住宅購入には時間と手間が必要です。

長年住む一生物の大切な買い物です。 検討を重ね、じっくり選んで賢い買い物にしましょう。

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