返済期間短縮型と返済額軽減型がある住宅ローンの繰り上げ返済について

住宅を購入する時に頭を悩ませる住宅ローンですが、借りた時から金利や家計事情が年月が過ぎるにつれ変わっていきます。返済額が家計に重くのしかからないよう、住宅ローンを見直しして返済を滞りなく行えるように心がけたいものです。資金に余裕があり、貯金がある程度できている人にお勧めなのが、繰り上げ返済です。毎月のローンも支払えて、貯金もあるという人でないと難しいですが、繰り上げ返済により、ローン期間の短縮や毎月の返済を減額できます。

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繰り上げ返済には返済期間短縮型と返済額軽減型があります。

返済期間短縮型

払わなくてすむ利息を大きく軽減できるのが返済期間短縮型です。毎月の返済額は変えずに返済期間を縮める方法です。完済までの期間が短くなるので、完済後の生活設計が立てやすくなります。

返済額軽減型

返済期間を変えず、毎月の返済額を減らす方法。月々の支払額が減るので、毎月の家計負担を減らすことができます。教育費などがかかる時期には、助かる方法です。ただし、返済期間短縮型と比べて利息の軽減額は少なくなります。住宅ローンは返済当初の方が返済額に占める利息の割合が高いので、繰り上げ返済が早いほど利息軽減額が大きくなります。繰り上げ返済額はフラット35は1回あたり100万円以上ですが、民間ローンでは特に制限はなく、1万円以上から繰り上げ返済できるところもあります。手数料はフラット35にはありませんが、民間ローンでは有料である場合が多いです。繰り上げ返済がお得であるといっても、住宅を購入する時の頭金が少なくていいという訳ではありません。頭金の多い方が借入金が少なくて済むので勘違いをしないように気をつけてください。

住宅を購入する前に

住宅の購入は人生で一番大きな買い物かもしれません。新築物件か中古物件か、購入する価格の設定、ローンの支払い金額、立地条件や環境などさまざまな事を考慮しなければなりません。 きちんと整理をするためにも住宅購入にはどのようなことに注意すべきか、考えてみましょう。

■購入金額や月々支払う額購入にあたっては、住宅ローンを組む人が多いと思いますが、頭金・購入にあたっての諸経費・月々のローン額と支払い終了をいつにするかを決めて支払える額の中から物件を選択しましょう。

■立地条件子どもがいる人は、通う幼稚園や学校がどのくらい離れているかを調べてください。 住宅の近くに学校があるからと安心していると、学校区が違っていて遠くの学校に通わなければならない場合があります。 また、スーパーや病院、バス停の場所も把握しておきましょう。

■新築か中古か新築の場合は、シックハウスの問題があります。 家族にアレルギーがある場合は特に注意が必要なので、使用している接着剤など確認が必要です。 中古物件の場合、築年数やリフォームが必要かなどに気をつけて見学してください。

■一戸建てかマンションか子どもがいる家庭では、下の人に気を使わずにすむ一戸建てやマンションの1階が頭に浮かぶでしょう。 メンテナンスの大変さを考えてマンションを選ぶ場合もあります。

■手間を惜しまない複数の物件を見る、有利な住宅ローンを探す、複数の不動産屋を回るなど住宅購入には時間と手間が必要です。

長年住む一生物の大切な買い物です。 検討を重ね、じっくり選んで賢い買い物にしましょう。

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