頭金は2割が目安。住宅購入にかかる費用について

住宅の購入にかかる費用は、どのくらい必要でしょうか。まず、入居前には頭金や不動産業者に払う諸経費などが必要です。頭金は購入物件の2割が目安と言われています。3千万円の物件なら600万円が目安です。頭金なしで購入できる物件もありますが、月々の支払いが大きくなる、もしくは長くなりますので、できるだけ頭金を用意して後の支払いを減らすようにしましょう。

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諸経費

仲介手数料(売主の不動産屋等からの直接購入の場合はかかりません)

住宅ローン借り入れのための融資手数料

印紙税

担保の火災保険料など。

土地や建物の登記費用、その手続きのための司法書士報酬料。

修繕積立基金、不動産所得税など。

物件によって必要な経費が異なりますが、新築マンションの場合は物件価格の2.5~5%、中古マンションは5~8%、一戸建て(新築・中古)は6~10%を諸経費の目安にしてください。この他に新居のための家具等の購入にもお金がかかります。引越し業者への費用も必要です。入居前にかかる費用を除いて、教育費などいざという支出のため、少なくとも100万円以上手元に置けるように費用計画を立ててください。入居後は、住宅ローンの支払いが始まります。月々払い、ボーナス併用払いがありますが、ボーナスが必ず出るとは限らないご時勢です。できればボーナス払いなしの月々払いを選びましょう。毎月支払える金額で、定年前に支払いが終了するようなローン計画が必要です。この他、毎年固定資産税がかかります。マンションならば管理費や駐車場料金が必要ですし、一戸建てならば修理に備えて資金を確保しておかなければなりません。じっくり検討を重ね、将来支払えなくなるような高額な住宅を購入しないように心がけてください。

住宅を購入する前に

住宅の購入は人生で一番大きな買い物かもしれません。新築物件か中古物件か、購入する価格の設定、ローンの支払い金額、立地条件や環境などさまざまな事を考慮しなければなりません。 きちんと整理をするためにも住宅購入にはどのようなことに注意すべきか、考えてみましょう。

■購入金額や月々支払う額購入にあたっては、住宅ローンを組む人が多いと思いますが、頭金・購入にあたっての諸経費・月々のローン額と支払い終了をいつにするかを決めて支払える額の中から物件を選択しましょう。

■立地条件子どもがいる人は、通う幼稚園や学校がどのくらい離れているかを調べてください。 住宅の近くに学校があるからと安心していると、学校区が違っていて遠くの学校に通わなければならない場合があります。 また、スーパーや病院、バス停の場所も把握しておきましょう。

■新築か中古か新築の場合は、シックハウスの問題があります。 家族にアレルギーがある場合は特に注意が必要なので、使用している接着剤など確認が必要です。 中古物件の場合、築年数やリフォームが必要かなどに気をつけて見学してください。

■一戸建てかマンションか子どもがいる家庭では、下の人に気を使わずにすむ一戸建てやマンションの1階が頭に浮かぶでしょう。 メンテナンスの大変さを考えてマンションを選ぶ場合もあります。

■手間を惜しまない複数の物件を見る、有利な住宅ローンを探す、複数の不動産屋を回るなど住宅購入には時間と手間が必要です。

長年住む一生物の大切な買い物です。 検討を重ね、じっくり選んで賢い買い物にしましょう。

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